悪徳業者に振り回されない『愛されるお店』のマップ運用
初めてのお店に訪れる前に、Googleマップで口コミ(レビュー)を見て決めることは普通にあると思います。そこでたびたび問題になる”サクラ”、つまり自作自演の高評価、さらに問題なのが同業他社による”低評価”。店舗オーナーが自ら行う行為というよりも、業者がやっているケースは非常に厄介です。これらについての考察を書きました。
Googleの鉄壁の守りと、それを破る「裏のプロ」
GoogleはAI「Gemini」を活用し、不審なビジネスプロフィールの編集を識別する新しいモデルを開発しました。 2024年に、2億4,000万件の偽レビューを削除し、1,200万件の偽ビジネスプロフィールを削除し、さらに7,000万件のポリシー違反の編集をブロックしました(注意:全世界の合計数字です)。
しかし、そのアルゴリズムをハックする悪徳MEO業者がサクラをすり抜けさせている現実。 依然としてGoogle VS 業者 とのいたちごっこが続いています。
真面目な者が割を食う、アルゴリズムの理不尽
深刻なのは、悪徳業者への対策強化の一環でAIが過剰削除する副作用も生じています。「純粋に頑張っている店」や「何もしない店」への正当なレビューまでもが大量に削除されるケースが増えていて、店舗オーナーが困惑する事態も起きています。
国内での似た事例として、2025年7月に沖縄県にオープンしたテーマパーク『ジャングリア』があります。具体的には、開業翌日の時点で400件以上に達していたレビューがその翌朝には1桁台にまで激減しました。後のGoogleによる公式回答では「実際の体験に基づかない不適切な投稿が急増したため削除した 」との説明がありました。これはAIによるご判断であるがゆえ、削除されたレビューは再び閲覧できるようになりました。ただ、このように「AIによる自動削除→精査して復活」 は、運がいいケースで、精査の結果そのまま削除確定となることも十分あり得ます。
Google側は口コミの削除理由を具体的に開示しないため、オーナー側はなぜ消えたのかすら分からないまま泣き寝入りすることも珍しくありません。
それでもGBPをやった方が良い
「じゃあ、Googleマップなんてやらない方がいいのか?」というと、それは絶対に違うと思います。
店舗や事務所を構えないサービス型のビジネスを運営している私からすれば、無料でネット上の地図に載り、認知・集客までできる(うまくいけば)GBPをやらない意味が分からない。ホームページを大金かけて作るより、まずは無料のGBPをちゃんとやるべき。
では、悪徳業者がのさばり、GoogleのAIが過敏になっているこの理不尽な時代に、店舗オーナーはどう立ち向かえばいいのか?
デジタルが汚染される今だからこそ、リアルな「ファンづくり」が最強のMEO対策
アルゴリズムをハックしようとする悪徳業者のせいで、真面目な店舗や何もしていない店までが「スパム扱い」を受ける理不尽な時代です。 だからこそ、店舗オーナーが今やるべきなのは、ネット上の数字を追うことではありません。目の前のプラットフォームに依存せず、「目の前のお客さんを喜ばせ、リピーターになってもらう」という商売の原点に立ち返ること。ネットの評価がどう変動しようと揺るがない「本物の信頼関係」を地域で築くことこそが、結果的に悪質な業者や気まぐれなAIの審査をはねのける唯一の手段です。
最後まで読んでくれてありがとうございました(^O^)/